「モテ服」「愛されファッション」
赤文字系のファッション雑誌を中心に、こんなワードが見られるのは日常茶飯事ですよね。
それは私が10代の頃も今も変わらないなーと思っています。

しかし、いつも疑問に思うのが
「モテ服って本当にモテるのだろうか」
「本当の意味の愛されファッションって、これでいいのか」
と言う事です。

男性にウケる事ばかり考えたファッションは、自主性を失い、
最近話題にもなっている”量産型女子”を生むのではないでしょうか。

日本の女子大生の集団がしめじみたいだと海外で話題となった。



雑誌が決める女の子の服


出典:teens.mynavi.jp

先日、web上でとある炎上騒ぎが起きました。
それは某雑誌の企画で、読者モデルの男の子たちが『女の子のデート服を辛口批判する』というもの。
それを見た読者の女の子が「さすがにヒドくないですか?」とtwitterで発言した事が発端となった。

「何 様ですか?」「男子ってみんなこんな事思ってるんですか?」等、女子からは様々な意見が飛び交ったが、読者モデルの男の子たちは「ここまでヒドい事は言っ ていないけれど、編集さんがおもしろおかしくしようと手を加えたんだと思う」「実際は何を着ていてもいいよ」と謝罪をしていました。

この件はこの件で、雑誌の企画なので仕方ないのだけれど、問題だなと思ったのは雑誌が女の子の服の善し悪しを決めてしまう、と言う事です。
女の子が一生懸命可愛いと思って考えた服を批判してしまっては、せっかくの個性も台無しになり、何を着ていいか分からなくなってしまうのではないでしょうか。
そうすると、雑誌を丸パクリする事しか出来ず、量産型女子になってしまう気がします。

今回は”人気読者モデルの辛口批判”という形だったので、読者から批判の声が上がったわけですが、この企画の他にも、同じような企画は他の雑誌などでも行われていますよね。

「この服はモテない」
「このコーディネートは男性ウケしない」など。

逆に、
「コレを着ればモテる」
「男ウケコーディネートはコレ」
という謳い文句も多々見られる中で、
女の子たちは本当にこの服やコーディネートをマネすれば良いのでしょうか?

そもそも、男の子に”イイ”と思われる服を選ぶ事自体、正しい事なのでしょうか?



彼好みの服を選ぶとこうなる
「好きな人に好かれたい」というのは当然の心理です。嫌われたいと思うひとはあまり居ないと思います。
なので、彼(好きな人)の趣味に合わせて服を選ぶ、という場合も少なからずありますよね。
しかし、「彼に好かれたいからこの服を着る」と言う事は、大げさに言えば「自分の趣味を変えてまで自分色に染まれ」と言う男性のエゴイズムの言いなりになってしまっている事となり、そんな人とずっと一緒にいる、と考えると女性の自立さえも危ういと思います。
本当に2人にとって良い関係と言うのは、お互いの趣味を理解しあい、尊重する事によって生まれる関係であり、制御し抑圧することでは無いと思います。(もちろん、良い意味での影響もあるので一概には言えませんが)
服装まで彼の趣味に合わせていたら、それこそ”都合のいい女”になりかねません。




一般的に”モテる服”を選ぶとこうなる
「コレ着とけば間違いないっしょ」という一般的にモテるような服装。
パッと見は当たり障りも無くて良いかもしれないのですが、実はこの考え方が一番危険なのです。
もちろんその年やシーズンによって流行はあるのですが、「気付いたら同じような年代のコたちがみんな同じ服を着ている!」そんな光景をよく目にします。
これはモテる、流行ってるから大丈夫、と言った”本当にオシャレなのはどんな格好なのか”を考えなくなった若者は、雑誌やテレビの戦略に乗りやすいのではないでしょうか。
流行色がインターカラー(国際流行色委員会)で決められているように、雑誌やテレビに自分の着る服を操作されているという事になります。


若いうちから”自主性の無い、男ウケばかり考えた服”ばかり選んでいると、もうモテとかいいやっていうくらいの年になった時に、基本的なファッションセンスさえもわからず悲惨な格好をしかねませんしね。
それは、服だけに言えることではなく、男性にウケる事ばかり考えているとチヤホヤされないような年齢になったときに、手元に自分の個性や面白味という財産が残らない、と言う事に繋がります。
そうなってしまうと、モテる事・チヤホヤされる事以外してこなかった為、どう振る舞って良いか分からずかまってちゃんなイタイおばはんになってしまう可能性が。


女の子は自分の為に着飾るべきだ


出典:retrip.jp

大事なのは、男性の為に服を着ているのではない、と言う事。
彼好みの服を選ぶ事も、一般的に”モテる”服を選ぶ事も、生きる術としては正しい事なのかもしれません。
しかし、他人ありきで服を選んでいると、自分が本当はどんな格好をしたいのか、が分からなくなり、服以外の事でいえば、自分が本当はどんな人間でいたいのか、が分からなくなってしまいます。
なので、彼好みの服でも一般的にモテる服でも、選ぶのは自由なのですが、それらは誰かの為ではなく「自分の為に着ている」という意識を常にもっているべきなのではないでしょうか。

デートで可愛い格好をするのも、パーティで派手な格好をするのも、先日行われたハロウィンみたいなイベントでコスプレをするのも、自分が自分らしく振る舞う為に着ている、という事が大事だと思います。
そう言うと、打算的な感じがして聞こえは悪いかもしれませんが、相手にどう思われたいか、の前に自分がどう思われたいか(女の子らしい印象を与えたい、目立ちたいetc,,,)をまず先に考えるという事。
それが女性の自主性に繋がると思います。


出典:news.infoseek.co.jp


それでも、自信がある女の子は、何を着ていても素敵に見えますよね。
自分が本当に心から「良い」「可愛い」と思っている服を着ていれば、それだけで自然と魅力的なのです。
なぜなら、そう言う服は大体自分に似合っている服だから。
流行だけを追いかけているような”モテ服”では、その人に似合ってない可能性もあります。雑誌ではモデルが着ているので当たり前ですよね。
やはり自分が良いと思った服を胸を張って着るのが一番。

そもそも、「こいつダサいから無理」とか言ってる、人を外見だけでしか判断できないような男性は好きになるべきじゃないと思います。頑張っているコに対してならなおさら。
自分の趣味を理解してくれて、服のセンスも含めて好きになってくれるような人となら幸せになれるのではないでしょうか。

男性好みの人生じゃなくて、自分好みの人生にしたいものです。



それな。
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